長年食品を包むラップはクレラップかたまにサランラップを使用してきました。
ドラッグストアのラップ売り場でも目立つ位置に置かれていましたし、特に不便もなく、疑問も持たず使い続けていました。
有名なラップなだけに、ピタッとくっつくし、切るのも気持ちよく切れてとても満足していて他の商品を買うという発想がありませんでした。
しかし、ドラッグストアで買い物中に、倍の長さなのに安いラップを見て他のラップも検討してみることにしました。
ラップには大きく分けて3種類ある
今まで、ラップについて全然知らずにいました。実は流通しているラップには3種類あるそうです。
材質の違いで、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンの3種類に分けられるそうです。
ポリ塩化ビニリデン
これは今まで私がよく使用していた、サランラップやクレラップが代表される製品です。密着性と耐熱性が高く、バリア性にも優れているので食品が長持ちするそうです。
すこし厚みがあり丈夫で、値段も他の種類のラップに比べて高めです。
塩化ビニル樹脂
密着性と透明性に優れ、適度な気体透過性があるそうです。収縮性があって業務用にもよく使用されているそうです。スーパーでお肉屋おさかなのタッパーを覆っているラップはこれでしょうか。
日立ラップ、リケンラップが代表される製品にようです。
ポリエチレン
粘着性とバリア性は低いようですが、添加物が加えられていないので、無添加で安全性が高いです。価格が安くリーズナブルです。
ポリラップが代表される製品です。
ラップではありませんが、私が愛用しているキッチンポリバッグなんかも原材料がポリエチレンです。
使い分けるなら?
肉や魚、臭いの強いもの
酸化や臭いうつりを防ぐため、空気を通しにくいポリ塩化ビニリデンがおすすめ
野菜や果物
野菜や果物は老化や腐敗を進めてしまうエチレンガスを発生させるので、通気性のあるポリエチレンがおすすめ
いつもポリバッグで野菜などを保存していたのは正解だったみたいで嬉しいです。
レンジを使用する
電子レンジで加熱するときはポリ塩化ビニリデンや塩化ビニル樹脂がおすすめです。ポリエチレンの耐熱温度が110℃なのにくらべて130℃〜140℃まで耐える事ができます。
私が買ったラップ
私は現在サランラップやクレラップのポリ塩化ビニリデンの製品から塩化ビニル樹脂のリケンラップに乗り換えて使用しています。
今のラップよりも価格を押さえたいけど、くっつきが弱いと使うたびにストレスになるかなと思い、価格は抑え目だけどちゃんとくっつく塩化ビニル樹脂を選ぶことにしました。
購入したのはリケンラップです。
近くのドラッグストアでは、30cmのクレラップが50m巻きで税抜き398円に対し、リケンラップが298円でした。長さが倍になったのに、100円も安い!!!
30cmと22cmの2つのタイプを使用しています。
使ってみた感想
サランラップやクレラップの切れ味には劣りますが、ちゃんと切れますし巻き込まれることもほとんどありません。
薄いですが、簡単にはちぎれませんし本当に良く伸びます。ボウルやお皿にラップするのもちゃんとくっついて安心です。
木製のお椀などにはなかなかくっつきませんが、それは他の原材料のラップも同じなので特に不満はありません。ラップがつきづらい材質のものには長めにラップを出してラップ同士をくっつけて包むようにしています。
価格も今までに比べてぐっと抑えることが出来て嬉しいです。
ちょっとしたデメリットも
ただ、お米や食材をラップでそのまま包んで冷凍し、回答するとラップの端が分からなくなってラップを開くのが結構困難です。そういうときは薄いので力を入れればすぐ破けるので破いて出しています。
端を折り返したりすると見つけやすくなったりするのかな?いろいろ試してみたいと思います。
さらに今までのポリ塩化ビニリデンの時にはなかったもう1つのデメリットが、耐熱ボウルに食品を入れて電子レンジで加熱した後、少し時間がたつとラップが延びてボウルと食品にピタッとくっついてしまうことです。
中の空気が温められたあと急激に冷えるからでしょうか真空状態のような感じにぴったりとくっついてしまいます。食材がペタッとなってしまうので困ります。クレラップなどを使用していた時にはあまりなかったのですが、やはりのびがいいからなんでしょうか。
これを防ぐために、耐熱ボウルにラップをして温めるときにはつま楊枝で穴をあけてからレンジに入れたり、加熱が終わったらすぐつま楊枝で穴をあけるか、ラップをすぐ剥がすようになりました。
毎日使用するラップなので、少しでも安くて使い心地の良いものに出会えてうれしいです。ほんの小さなことですが、毎日の小さな積み重ねで生活しているのでこれからも価格や使い心地にこだわった自分にベストなものを見つけていきたいです。